ライトノベル 銀盤カレイドスコープ Vol.6 レビュー

タイトル 銀盤カレイドスコープ vol.6 ダブル・プログラム
著者 海原零
イラスト 鈴平ひろ
出版 スーパーダッシュ
発売日 2005年11月


執筆者:jade 評価:
オリンピックに人一倍強い想いを抱く2人のフィギュアスケーター、至藤響子とドミニク・ミラー。
国内外における桜野タズサのライバルでもある二人の意外な友情と秘められた宿命。
そして舞台は2009年世界選手権。
リア、ガブリー、ステイシーをはじめ、世界のビッグネームが集結したニューヨークは、空前の狂乱に包まれる!
氷上の妖精たちを描いた大人気シリーズ第6弾。

本来なら2巻で完結していたはずの作品ゆえに毎回シナリオに四苦八苦している感がありますが、今回もその例に漏れず。
タズサのライバルである響子とドミニクの視点から物語を進めていくことによって、物語の新たな可能性を提示しようとしているのはわかるのですが、明らかに後付と思われる設定を物語に組み込むのは逆効果でしょう。
それにタズサとの絡みがほぼ皆無のため、タズサの心理描写がなく、魅力が半減してますね。

しかしながら、もう一つの魅力は健在。
巻を追うごとに持ち前の描写力にますます磨きがかかっており、特にトップスケーターが一堂に会する世界選手権でのスケート描写はまさに圧巻の一言!
過去・現在・未来を通じてフィギュアスケートを書かせたら、この著者の右に出る者はいないと言っても、もはや過言ではないでしょう。
次巻にて物語はついにクライマックスへ。
いよいよ舞台はバンクーバーに移ります。五輪でのタズサの活躍が今から楽しみですね。


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